直火禁止じゃなくてもシートを敷く理由
最近はほとんどのキャンプ場が直火禁止ですが、たとえ直火OKのワイルドな場所でも、私は必ず焚き火シート(スパッタシート)を敷きます。
それは自然への敬意というか、単純に来た時よりも綺麗にして帰るのが一番かっこいいと思っているからです。
以前、芝生の綺麗なサイトに行った時、あちこちにミステリーサークルのような黒く焦げた跡があって、すごく悲しい気持ちになりました。
焚き火台を使っていても、輻射熱で地面の草はダメージを受けますし、爆ぜた薪やこぼれ落ちた炭は、驚くほど簡単に芝生を焼き殺してしまいます。
植物が再生するには長い時間がかかります。
私たちの遊び場を守るためにも、焚き火台の下に一枚シートを敷く。
これはヘルメットを被るのと同じくらい、当たり前のマナーにしたいですよね。
何より、翌朝自分のサイトが綺麗だと、撤収する時の気分が全然違います。
チクチクしない素材選びがポイント
焚き火シートを選ぶ時、安さだけで選ぶと痛い目を見ます。
昔、Amazonで一番安いシートを買ったら、それがガラス繊維むき出しのタイプで、素手で触ると目に見えないトゲが刺さってチクチクしたんです。
一度これがパッキング中の服やタオルに移ると、旅の間ずっと体が痒くて不快な思いをします。
私はこれで一度、発狂しそうになりました。
おすすめは、シリコンコーティングされているタイプや、フェルト生地のようなカーボンフェルト素材のものです。
肌触りが良く、柔軟性があるので折りたたんでも嵩張りません。
積載スペースを圧迫しないのもライダーには嬉しいポイント。
サイズは焚き火台の大きさギリギリではなく、二回りは大きいもの(例えば60cm×60cm以上)を選びましょう。
火の粉は意外と遠くまで飛びますから、余裕を持ったサイズ感が安心です。
最近は『ZEN Camps』などの黒いシリコン加工シートが、見た目もクールで汚れも目立たず気に入っています。
撤収時のゴミ拾いが劇的に楽になる
マナーの話ばかりしましたが、実は自分にとっても大きなメリットがあります。
それは撤収の速さです。
焚き火が終わった後、地面に落ちた細かい灰や炭の欠片を一つ一つ拾うのは、腰も痛くなるし面倒ですよね。
特に砂利サイトだと、小石と炭の見分けがつかなくてイライラします。
でもシートを敷いていれば、最後にシートの四隅を持って持ち上げ、残った灰を火消し壺にざらっと流し込むだけで片付けが完了します。
このざらっとの快感を知ると、もうシート無しには戻れません。
地面を汚さず、自分の片付けも楽になる。
まさにWin-Winの関係です。
黒く汚れたシートは、使い込んだ勲章みたいで愛着も湧いてきます。
スマートに遊んで、スマートに去る。
そんなライダーであり続けたいですね。
